災害に備えたレジリエンスな住まい
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レジリエンスとは、心理学用語で「回復力」「耐久力」を表します。近年、住宅でも災害時の被害を抑え、非常事態から速やかに回復できる性能を備えることで「レジリエンスな住まい」といった使われ方をしています。
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レジリエンスの高い住まいとは、
毎日の健康、安全性を高め、災害時には安全に備える準備ができており、災害後の生活も安心できる、
①バリアフリー、②防災力、③防犯力、④省エネ・創エネの4つのポイントがあります。
レジリエンスを高めるポイント
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バリアフリー
気付かないうちに身体に負担をかけているようなリスクをなくし家庭内で起こる事故を防止します。
段差解消だけでなく温度のバリアフリーでヒートショックを防ぐことも大切です。
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防災力
なんといっても災害に強い建物であることが第一。耐震性に加え、火災などへの備えも大切です。
耐震性を高めるために既存の壁の上から、シートを座金、ビスで固定するだけの簡単施工も出来ます。他にも屋根材を軽くしたり、耐力壁で補強することもできます。
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防犯力
大切な家族や財産を窃盗犯から守るために、住まいの強化ポイントをチェックして対策をしましょう。
防犯合わせガラスは割れても破片が飛び散りにくく台風や地震の時も安心です。
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省エネルギー・
創エネルギー
普段の生活を健康に、快適に過ごすために欠かせない住まいの断熱性や省エネルギー性も考えましょう。
太陽光発電と蓄電池の創エネ設備はで停電時も安心です。
他にも床・窓・天井をしっかり断熱することで格段に快適性が向上し省エネに貢献します。
レジリエンスを高めるための基本はすまいのメンテナンス
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住まいも人や物と同じようにお手入れが必要です。きちんと点検、修理をしていないと住まいの性能を維持できず、災害時には被害を大きくしてしまうこともあります。定期的なメンテナンスは欠かさず行いましょう。また、家具類の転倒や落下物などの室内の危険も確認し、問題点は改善しておきましょう。